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2013年
「庭と床の間のある平屋の家」

(明石土建工業株式会社在籍時の担当作品)

 本計画は、築50年を経た木造平屋の改修計画である。構造については、蟻害により腐食した柱と土台を取り替えた上で防蟻剤を塗布した。設備については、台所をシステムキッチンに変更、在来浴室をユニットバス化、トイレは和式から洋式へと変更するなど、台所・トイレ・浴室・洗面台といった古い水廻り設備を、現在の生活に対応する設備に更新した。省エネルギー性能については、土壁であり壁内に断熱材を充填できない分、天井及び床に敷設した。

住宅内には、歴史を感じる建具が残っていたことから、枠を新たに設置することで既存の建具を再利用した。一方、土壁の一部を構造用合板仕上げとし、居住者が棚などを自由に設置できるゾーンを設けた。新設コンセントや照明スイッチも構造用合板ゾーンに新設した。

内装仕上げである繊維壁は撤去した後漆喰仕上げとした。板張り天井は洗いをおこなった。これらの作業により、築50年を経て、10年ほど空き家になっていた住宅は現在の生活に対応する水廻り設備を揃えた賃貸物件となり、新たな居住者が生活を営んでいる。